地上最強のブログ

しばいてくぞ

gregor ergo gregor(悪口を言わない者は信用できない)

夜明けまで強がらなくてもいい (Type-D) (Blu-ray Disc付) (特典なし)

夜明けまで強がらなくてもいい (Type-D)

 

前回の記事から

本当はiPhoneで映え写真を撮るほうがPixel 4よりずっと難しいのであって、UIふくめ万人に向いているのはAndroid純正スマホ一択なのだが、こいつらに思考や吟味を期待するのは不可能なんである。UIが最高のエクスペリエンスという以外に何も取り柄がない不便な不便なApple製品を護持堅信し続ける。そのUIもやがてGalaxyに完敗するんじゃないのか。

とはいえ、自分が持っているモノをいいように言いたい思いたいと必死になるこのサルは、知覚も感覚もいくらでも歪める。本記事執筆者はiPhone 12 Pro Max溺愛者だが、いくらでも批判的に見ることが・言うことが出来る。

自分が関与しているものや自分が属しているもののことを公然と悪く言うことが出来るような人だけを信用しろ;あとはテメエの認知的協和の自慰にすぎない。

悪口を言わない者は信用できない

以上の議論の根拠(←証左の間違い)を見よう。以上の議論、つまり、中身がどうであるかは人気や権威には関係がほとんど無く、ただ人が群がってるから人が群がるだけだという、アワレ極まりない現象と性向が人類だということ。

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マウスを撮っただけ、おもしろくもなんっともない。到底2000回も再生されるようなものではない。だが、メーカーが言及し、閲覧が徐々に増えだし、徐々が徐々に徐々になり、雪崩式かイモヅル式か、雪崩もイモヅルも見たことも聞いたこともないからクソ比喩はしないとして、とにかく、増えていく。増えるから増える。群れてるから群れる。群れるゆえに群れる。革靴か。

そう、こんなもんだ。コンテンツ自体がどうということではない。その人自体が、その作品それそのものが、それ自身として魅力があるのか、自分本人にそれがたしかに響いてくるのかどうか、ということを自らのオツムを以って考えるような者など居ない。

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↑ バカバカしいだろ、他多数のワークアウト動画ツイートが軒なみ再生数1ケタ台なんだぞ。転轍は何かは分からない。っていうかもう何でもいい。誰かがふと足を止めて見上げた。つられた者がいた。つられたのにつられるのが出だす。つられたのにつられたのたちに次々につられ出す。つられつられるだけ。

究極的には、こうだ。みんなが読んでるからという理由で読まれるのが、文豪だ。繰り返し言及されてきたから音楽室の額縁に入ることになる。色んなところで言及されてるから、偉人だ。

そこには物理的過程しかない。精神的なものや内容やそれ自体の価値など、本当は無い──お花畑たちの夢想の中以外には。

(こういうことが分かると、表現者たちの冷めた目が分かるというものだ。この人たちは、どうやって自分たちがノシ上がったのか、人気とはどうやって付いたのか、ファンとはいかに恣意的で阿呆なものなのか、世はいかに無常か、セルフフェラはいかに固しかを、イヤというほど痛感し認識しているのだろう。アホらしくなってくるよな。アホらしいゲームだよな。知らぬは受容者ばかりなり。

もっと言うと、大方の偉人たち歴史人物たちも、そういうことがワカッてたんだろうな。猿合の衆を相手にしてるってことが、人生にはこいつらしか登場してくれないのだってことが。げに、受容者なり公衆なりファンなりというのは、表現者の消費者なのであって、敵なのであって、味方なのではない。敵に愛されるようガンバるしかないのが表現者たちなわけだ。

そういえば、映画「ミザリー」のアニーって異常者じゃなくて、普通の人だよな。普通の人っていうのが全員アニーとなんも違いない連中だ。世界と他人と表現者たちを自分の思い通りにならせたいだけの奴ら。それを押し通すためにアニーな狂気に振れるか、それをあきらめるという最悪の病気に振れるか、どっちかだけ。自分ワールドそのものは一生疑わない。『ミザリー』のアニーなら読者だが、「視聴者」なども同じような狂人だ。他人に、自分の思い通りのモノになってもらいたいから「アンチ」するわけだ。主人公ポールはいかにも無力で可哀想で痛々しいが、これは、 表現者という人たちの姿そのものである。日夜、世間というリンチに晒されているのだから。)

 

 

もう一度言っておこう。社会猿は社会猿である。おまえらは他人とみんなが大好きなの。

例えばこんな奴いたよな、いるよな:言い合いになった時に、ナア ソウ思ウヨナ、ナア ソウダヨナと周囲の者にすがり出す奴。自分が陣を張って自分が相手と向かい合っているというのに、ネエミンナモソウダヨネと他人に寄り出す見下げ果てたカス。

味方を求めだすバカ。…… もはや呆れることもできん。これ、人間なん?

いえいえ、それが人間なんです

次回の記事に続く