fragliche drei hunderte derartige damalige (vordere) hübsche rote (dünne) seidene französische (amtliche) Krawatten
名詞に密接なものほど、つまり名詞と一体になりやすいものほど名詞に近いことが分かるだろう。そう、これらの形容詞でまずありえそうな一体化は「Seidenkrawatte」である。「Rotkrawatte」だとまず無い。「Hübschkrawatte」は考えられなくもないとはいえ絶えて無く(ググってもみつからんかゴミしかみつからん)、その左側たちは名詞に密接化することは無い。もちろん「フランスネクタイ」なんてのはないが、それは名詞の問題であって、例えば「Franzwein」がふつうにある。
そして、密接化しうる⑤~⑧の語順が問題になる。
形容詞の語順を議論しているGerman Language Stack ExchangeのQuestionsのBevorzugte Reihenfolge bei Adjektivenで回答者「Jan」(Sep 12 '16 at 15:13)が「Die alte deutsche Schreibschrift」の語順不動を説明している(„Deutsch und die Schreibschrift gehören eng zusammen.“)が、これは単に⑥→⑧という当たり前の話をしているにすぎない。「Deutschschreibschrift」ということ。
だから、スレ主が、ビッグバッドウルフ(der große böse Wolf)が何故《* der böse große Wolf》にならないのかを疑問にしている点こそ本当に疑問である。⑥→⑤なのだから。ここでこそ、通常語順変動の力が働いている;名詞に密接なほうが名詞に近くなっている。
(その説明が出来ていながら「Die alte deutsche Schreibschrift」を同じ議論と思ってしまっている回答者「Jan」は上述Duden的知見に通じていない無知なのである。マヌケな回答者、ネイティブなんて所詮こんなもんである。)
こやつの言っている通り、「悪狼」というのが肝要なのであって、それが大きいか小さいかは名詞にはついで的属性でしかない(„auch ein »kleiner böser Wolf« wäre für Rotkäppchen eine signifikante Bedrohung.“)。仮に「der böse große Wolf」と言ったとしたら、「ボス狼」が肝要であってそれが悪者なのかイイ者なのかということになる。ググれば、BöswolfもGroßwolfも出てくる。
ところで、列挙形容詞をコンマで区切るという問題がある(本記事冒頭リンク先記事読め)。
カンマを使ってビッグでバッドなウルフにしてしまったら、何らかの動物の記述でしかない(„und es bliebe nur noch ein aggressiverer, großgewachsener Verwandter des gemeinen Hundes.“)。
そう、カンマの逆ならいいがコンマの逆ならえらいことであり、マソコがあれば逆にしてもよい:der böse, große Wolfとder große, böse Wolfは意味に違いがあんまりない。つまり⑤~⑧の語順は千ンコを使うとぐちゃぐちゃに出来るということになるのだろうか。ぐちょぐちょになるのだろうか。
おそらく、「Die alte deutsche Schreibschrift」は《* Die alte, deutsche Schreibschrift》《* Die deutsche, alte Schreibschrift》としようがないのだろう。うむ、上々掲Duden9版347頁にも「das schwere hölzerne Mobiliar」が順固定とあるが、「das schwere (hölzerne), hölzerne (schwere) Mobiliar」もちょっと無さそうだ。
そう、赤頭巾ちぇんのデニス・ウルフ問題ならまだしも、ふつうは、〇ン〇を使おうがローシ〇ンを塗ろうが、⑤~⑧をごっちゃにはできず、〇ンコを〇ンコとは言えない。自分は引っかかりかけたことあるがな。
一方同属性形容詞同士なら、色々ありうる。マヌケ回答者だが、こやつが、
Das große, weiße Haus
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Das weiße, große Haus
Das große und weiße Haus
が同じものだと言っている通りの通りだ。「家が有り、それは、白くて(大きくて)大きい(白い)」という意味。つまり、これらは、
Das große Haus, das weiße Haus
Das weiße Haus, das große Haus
Das große Haus und das weiße Haus
と言っているようなもんなわけである。こんな言い方は無いのではあるが、なんかを補ったらワカりやすいということにはちがいはない。
一方、
Das große weiße Haus
Das weiße große Haus
だと意味が違ってて、前者が「大きい白亜邸」(Das große Weißhaus)、後者が「白い大邸宅」(Das weiße Großhaus)ということになる。