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しばいてくぞ

ザッツマトリックス

 

この記事や、それからこの記事この記事なんかで述べた移轍だが、それを提唱し解説している原典(が何なのかはググれ)で既に言っているように、結構随所にある。

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の第1687~1688項(1062頁)を開くと、近い話が見られる。それは副文の説明をしているところ。

 

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よって、ここで記事が脱線し、「副文」(+「主文」)なんて言い方やめてさらせよおんどれという話題になる。だってタイトルの話さっさとしてほしいもんな。

それがMatrixsatzというもの。ザッツ・マトリックス

Soll das gesellschaftliche Leben ein Ende haben und alle Umgänglichkeit, alle Verbrüderung, alles, was durch das Liebes- oder Sozietätsprinzip geschaffen wird, verschwinden?

Max Stirner: Der Einzige und sein Eigentum

このwas「副文」だが、先行2名詞と同様「主文」の一部である。つまり、先行2名詞とまったく同様に、文の一部である。あれ?… つまり、「副文」が「主文」にくっついてると見るよりも、或る文が或る文(下線で示した)(←わかってるわボケ)の一部になっている、そこに埋め込まれてある、と見たほうがいい。埋め込まれ先の大元文を、上位文または母なる文・マトリックス文と言う。ちゃんと読めばな。これが、例えばAphroditeを「エイフロウダイt」としか読めない英語とかいうみっともない言語からしたら、「メイtライクッス文」と読むことになる。あー英語なんてゴミクソ言語やってなくてよかった。プチョヘンザ。

さて、↑ の文だと埋め込まれっぷりが見えやすい。中に入ってんもんな。しかし、形の上で中に入っている必要など、別にない:

Auch damals, als sie mit dem Staate zusammenhingen und diesen zum christlichen machten, waren sie nur der Beweis, das der Staat noch nicht seine allgemeine politische Idee entwickelt habe,

Max Stirner: Der Einzige und sein Eigentum

 (dass der Staat noch nicht […]“の間違い。)ここでは、母文の前後に埋め込まれ文がくっついている。くっついてるんじゃなくて埋め込まれている。

埋め込まれている文(ein eingebetteter Satz)を何とよぶか、Attributsatz・Gliedsatz、色々あるが、ようするには、Satzである。埋め込まれ先も要するにはSatz。あなたもわたしもSatz。埋め込まれが起きたら母になる。起きたら虫になる?

キスが遠すぎるよ

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つまり、文が文の中に(いち文肢として)入っている、そういう構造があるというだけの話である。ナントカsatzナントカsatzと無駄に分類増やしているバカげた状況を一刀両断するアレク・サンダー・ゴルディアスな考え方、それが、上位文または母文 すなわち母上、に子分が埋まっている(グロいな)という考え方なのである。俺が言うにはな。

だから、Matrixsatz=主文とは一言も言ってない。←どっちかひらがなにして。ググればわかるように 研究者という何かにつけてアタマの悪いアホ生物がそういう勘違いをしているが、いかにこいつらがアテにならんか分かるな。イカぐらいしかあてにならん。

Der Unterschied ist aber der, dass dann wirklich der Einzelne sich mit dem Einzelnen vereinigt, indes er früher durch ein Band mit ihnen verbunden war:

Max Stirner: Der Einzige und sein Eigentum

という文、図示すると、

次回の記事に続く