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しばいてくぞ

「情報」の「氾濫」 (2) ~これが背中のトレだ!!~

 

前回の記事から

れのアイソレートなど思い描けもしない。

広背等の背筋群は、関節を動かすという働きをしている。ではない。背中のトレとして注目するべきものは、振りかぶった大げさな腕の動きでもカッコだけは付く鬼のデッドリフトの鬼ぶりでもなくて、の関節の稼働範囲や稼働方向という一見狭小な事柄なのである。と言って内転や伸展といった話をする必要もないし、そんな用語や専門解説をふりまわすだけふりまわしてるだけで じゃあ何をしたらいいのかが分かるのではないような糞ブログを書いてても仕方がない

もちろんを動かすためのものなのだが、重量負荷を加えて肩を動かす際にはが力の起点になる。正確には、肘鉄から上腕三頭筋にかけての腕の裏部分。パットなり何なりのブツを、ここに当てる。このように~その上をもっぱら負荷抵抗の作用点(器材から見たら力点)にした上で、関節だけが動くようにして関節のほうは伸び曲がりしないようにすると、の筋肉が関与しなくなる(読んでるだけやのうて今すぐやってみい)。もっかい言うと、(固定した)で/からモノを引っぱることで、余計なものを関与させずにアイソレートさせてを動かし背中を収縮させることができるようになる。

(真の筋肥大主目的ワークアウト、とまでは言わなくても、中級上級編のそれでは、対象筋を極力アイソレートしてなんぼであるから、余計なものを関与させすぎている諸々のコンパウンド種目は固より、背中ならデッドのような余りにも色んなことやりすぎていて物も言えない種目(しかもこれはハムストリングスの種目だ)についてはなるべく述べないようにする。なお、背中の筋群をさかしらに細分類しても実践上は何の意味もなく、今も、背中だ広背だとテキトー無

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造作に述べておく。それで十分なのである。実践上は極論すれば広背筋の収縮だけ考えて取り組んでりゃそれでええ。そう、お前は、棘上筋が小円筋が菱形筋が下後鋸筋が頸腸肋筋がだのごちゃごちゃゴダゴダぬかしてる前に、本丸の広背筋1本をまずは正確に収縮できるようにだけでもなれ。何なら、それよりも前に、その激しょぼの体を多少はコマシにしてから理屈をやり出せ。アホはクソ知識から入る。参考書積ん読の勉強できない奴と同じ行動パターンだな。)

これが、背中のアイソレートである。方法としてはマシン・プルオーバー(上記リンク先記事参照)が有るのだが、どこのジムにも滅多に置いていない。

しかしまだ述べることがある。

背中の筋肉の本来の稼働は、腕が・弧を描く軌道による、と考える;用語を一切使わないで、実践的な何事も分かりはしない説明をしないで、書いてる自分が満足して納得してるだけで実は自分に喋ってるだけの説明をしないで、コトを可視化して言うとすると、こういう言い方になる。

そしてこれはだからつまり、腕が①下か②前か③上かから負荷を引っぱるという働きでは、実はない背中は別に引っ張るものではない;胸が押すものではないように(ベンチプレスは無駄運動である)。①(ダンベル・バーベル)ベントオーバーローにせよ、②シーテッドロー(というか地面に水平なロウイング)にせよ、③ラットプルダウンやチンニングにせよ、フルの稼働はしていない。ロウイングやチンニングというのは、軌道による関節稼働というフル収縮に対する不完全なマネゴトなのである(大胸におけるプレス系が胸本来の収縮であるベアハッグの不完全なモノマネであるのとまったく同様に)。そっちが一般的なのは、そっちのほうがフリーウェイトではやりやすく、マシンでは製造しやすいからである多分。つまり低コストだから選好されるのである。どいつもラクしようとしとんねん!!よって、腕弧軌道による広背フル収縮という正しい広背種目は、正しくても、一般的にはなりにくいものである。

ということが判ると、背中トレ代表的種目のグリップに関しても、誰も言わない次のような本質的事柄が理解できるようになる:背中は、
ナローグリップだと伸びきりはするが縮みきりはせず、
ワイドグリップだと縮みきりはするが伸びきりはしない。
どちらも片手落ちなのであり、の軌道がナロー→ナロー/ワイド→ワイドと直線である限りは、何をどうがんばったところで、片手落ちのままである。(自分で確かめてみたら即わかることだ。今すぐやってみい。)

ナロー/ワイドの違いとは本来はこれなのであって、糞ブログどものクソ解説のどれもこれもが、この話に片鱗も触れない、中身ゼロのゴミコピペでしかない。やれワイドだと大円筋だか大陰唇だかに効いて背中の「広」(?)がりが付くだとか、やれナローだと背中下部だか中部だか四国だか九州だかに効くだとか(そもそも「効く」「効かせる」だとかいう意味不明な呪文をええ加減やめろ)、そんな無内容無責任無人島な書き込み、人の発言を口マネしてるだけの、てめえの体で筋肥大という成果に於いて確かめたのでもない放言タワゴト寝言戯言など、金輪際まったく聞く必要がない。ちなみに中部四国九州なら服部有菜廣瀬なつき高岡薫吉野未優が推しである。

伸張し切った点から収縮し切った点への軌道はでしかない。しかし、そのような運動は、ベントオーバーではやりにくくマシンが無く、シーテッドロウではマシンが無い。上述マシンプルオーバーが正解なようだが、これも、実は、肩が内旋しやすく水平外転(伸展)しにくいものだから背中のフル収縮には至らない。プルダウンならどうか。伸張時にナローで+収縮時にワイドで+軌道は、こんなんを成立させるプルダウンマシンとなると、左右がセパレートになってて軌道が自由になってる型のプルダウンマシンや、そうでなくてもとにかく弧軌道を描くプルダウンマシン、ということになるが、これらは高価なほうであろうからか、滅多に置いてないし見たことがほとんど無い。

さてそんな弧軌道も、ケーブルでなら、例えばFTS(Functional Training System)などでなら、下からも前からも実現できるし、上からなら就中やりやすいだろう。それはそうだろう。ところでそれだと手でグリップを持っているから腕が関与してしまう。腕トレにもなってしまう。

a)広背筋の本来の稼働を・b)アイソレートで・c)完全フル収縮で 行うという理想中の理想を実現するマシン(マシンしかない、フリーウェイでは断じて不可能)としては、ビハインド・ネックの広背マシンNautilus behind-the-neck machine)(上記リンク先記事参照)しか無い。他のマシンをこれに模して応用してもたかが知れている。

だがこんなマシンとなってくると、知る者など、まずおらん(ネットで知れるものなのだし自分もネットだけで知ったのだが)。また、ここまでにしたような程度の説明をしているブログも絶えて存在しない(自分で知ってて理解してるだけで自分の中だけに閉じ込めておいて公表ということをしない奴、そんなクズなどは論外である)のもあって、そんなマシンが自分のジムにあっても他のマシンとの有意味な区別が付かんだろう(トーシローというのは自分自身の体に付いてる自分自身の筋肉について何もろくに知らず知ろうともせず、ワークアウトでも何でもない時給ゼロ円肉体労働トレーニングをするのである)。実に、クソ説明ブログが氾濫しているのみであり、ネット頼りのトレーニーたちは、同じ時間と労力をかけるにも、片手落ちの収縮による半分腕トレという二重に間違った背中トレをさせられることになる。いやしかもそらだって、本来の広背トレのための器材が世界中のどこにも滅多に置いていないのだから、余計そういうことになる。ケーブルがあっても応用のさせかたも分からん。

以上のことに関して、さかしらな観点や用語に顧慮した話をしておく。

  • 弧軌道という点から言ったら肩の「伸展」も「内転」も要するには同じことである。
  • 「伸展」に特化しているように見える種目としてはストレートアームのラットプルダウンだが、御存知三頭も前腕も存分に使ってしまう。失格。
  • 合格なのはマシン・プルオーバーで、こちらだと三頭も前腕もリキまなくて済む。が、こちらでも、(マシンのグリップによっては)肩が内旋気味になるし、水平外転(伸展)させることができにくい。収縮が甘い。
  • 肩を内旋させない・きもち外旋にするというのも背中の収縮の要である。広背筋等の作用が肩の内旋だとは言うが、実際やると話が別で、内旋しても背中には感触がなく、外旋すると背中が大いに締まる。
  • いずれにせよ、内転(伸展)しきった時点で非内旋になっていないと背中が収縮しきっていない。
  • そして、前から後・下から上へのローでは肩の非内旋という契機を含めることがまずもって出来ず、その不手際分だけは背中が収縮し切らないことになる。ベントオーバーやシーテッドローは、この観点からは、収縮し切っていない種目である。
  • シーテッドロー的動作で肩のきもち外旋気味を確保するには前腕をパッドに当てる方法しかなく、敢えて言うと、反対向きのペックデックという絵面になる(しかも前腕をパッドに当てれるタイプのペックデックマシンのみ)。他にもあるのかも知れんが考えんのもめんどくさい。ただ、こんなトレだと、肩の水平外転(伸展)だけの運動になってしまい、内転も伸展もしないくなる。
  • とはいえ肩の水平外転(伸展)トリビアなのでは全くなくて、重要な背中収縮契機の1つである。これは、「肩甲骨を寄せる」のとか「胸を張る」のとかとどっちみち同じようなこと。肩を水平外転(伸展)させれば結局肩甲骨が寄り胸が張る。後者が結果であって原因側ではないということをわきまえてればええだけの話や。
  • 肩の水平外転(伸展)の主働筋として広背筋が挙がらないが、内転(伸展)しきった時点では水平外転(伸展)もしていないと背中が収縮しきらない。胸張ったら背中締まる。
  • 肩が内旋せずにいて水平外転(伸展)しているときの背中は伸展で収縮していることはありえず(どんな動作やねん)、内転しかありえない。これで収縮しきった絵となると、上述ビハインド・ネックの広背マシン(Nautilus behind-the-neck machine)で収縮しきった絵がそれである。
  • 反対に伸張しきった時点はどんなんか。肩が外転(屈曲)しきってて、内旋しきってて、水平内転(伸展)しきっている絵、それは、肘~上腕で目隠ししているような絵だ。マシン使用上現実的なイメージではないからこんなんは無視して、現実的に言うと、プルダウン系なら、ナローグリップのフロントネックで伸ばしきった状態だ。FTSなら、右肘で左目を・左肘で右目を目隠しした状態である。

といったことなど、どこの何のページでもまず述べていない事柄である。そして繰り返すが他のページにも書いてることなら、いくらでも書いてある。

(なお、以上述べたことはすべて、(書いてから2年ぐらいたってから気付いたのだが、)両手両腕で重量挙上するときに限った話である。背中を本当に最大限に伸ばして縮めるには、片手で引っぱるしかない。両手で引っぱる限りは、上述ノーチラスマシンを使おうが何をしようが、収縮しきらず伸張しきらない。自分が書いていることはほとんどが井上浩が述べていることが元になっているが、広背筋に関してもこの人の解説で理解するに至ったが、肩関節だけでは広背筋は収縮伸張はしきらず、胴体の曲げ伸ばしも関与させないと収縮伸張はしきらない。背中のトレはワンハンドものしか意味がないのかも知れない。ただし、片「手」で引っぱるのなら結局前腕筋を使ってしまうから、アイソレートもさせるには、方「肘」ということになる。)

成程こんな状況を鑑みては、ネットなど似たり寄ったりかつ低級な情報が氾濫した取りに足らぬ媒体だとも言いたくなる。よう分かるわ。ところで、そう言うならば、確認しないといかんのだが、それ、本ならそんなことないのだろうな?書籍様なら、背中の筋肉の本来の収縮が腕が弧を描く収縮でありそれをアイソレートさせる方法が肘を作用点(器材から見たら力点)にしての負荷挙上であると、確実に明言してくださいますってらっしゃるのだろうな?オウどうなんじゃコラ。

ちなみにトレーニングが話題になったところで言っておくが、世のトレーニングノウハウのほぼ全部が、情弱商売である。最早占いとも並んでいる観のある情弱産業であり、従事者たちの滑稽さが、「ダイエット」や、何なら「ヨガ」の滑稽さにも近くなっている。で、効果がない情弱向け商品になぜアホたちが飛びつくのかというと、運動がツラいから「食事」による方法に逃げるバカどもとも似て、どの商品も指導も、得たい理想を安易にラクして得させてくれそうに見えるからである。言うまでもなく、ラクしたいバカに道はない。お前のカタボリックもやしガリガリ体は、一生ヒンソーで不健康でダサいです。そう言えば、知能的なものを維持したいがしかしラクしてそうしたいバカなども、脳トレ系のインチキに走るよな。あのな、知能を維持向上したいなら、知能を使うことをのものをせえよバカ。それを模した何事かをやってんちゃうぞ。安易安逸に逃げてんちゃうぞボケ。本読むのシンドいからってゲームやパズルやクイズに走るな。指回すな。舌回すな。「脳」「の機能」(ああくっだらね…)はどうやって維持するかというと、それは、根性によるしかない。ボディメイクもいっしょだ。若さは根性で維持するしかない。