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しばいてくぞ

High-Intensity Training the Mike Mentzer Way (1)

 

健康・ボディメイクという観点だけから言えば有効な唯一の方法は無酸素レジスタンストワークアウトであり、個人の範疇内でと限って言うなら所謂「高強度トレーニング」すなわち高強度レジスタンスワークアウト法High-intensity training (HIT) )、特にアーサー・ジョーンズ(Arthur Allen Jones, 1926–2007)マイク・メンツァー(Mike Mentzer, 1951–2001)の系統の方法である。

現在、この真正法であるHITにあやかったものか「高強度「インターバル」トレーニング(H I I T)」などという「 I 」を1個増やしたパクリのカマくさい低強度トレが糜爛猖獗している。内容は、ただ走り回るだけ。「ダイエット」()や「ヨガ」(爆)と並んで骨皮筋右衛門を 作る 喜ぶためだけの女々しい臭いドタバタ運動である。このカマ臭い児戯と真正HI   I   T、まったくの別物である。

では、H I T聖書

High-Intensity Training the Mike Mentzer Way

High-Intensity Training the Mike Mentzer Way

  • 作者: Mike Mentzer,John R. Little
  • 出版社/メーカー: McGraw-Hill Education
  • 発売日: 2002/12/13

を見ていく。まず先に、カマ臭児戯と何が違うかの雰囲気を伝えると、21世紀にH I Tに共鳴する我々実践者らの最高の精神的先導者の1人と言えるMr.highintensityことマーカス・レインハート(Markus Reinhardt)、この人をメンツァーが指導するという形でH I Tを紹介している映像作品(次の記事で紹介する)を見たらイメージが得られるが、H I Tとは骨格筋への苛烈なサディズムであり、レジスタンスワークアウトによる疑似的地獄を作り出す方法であり、ジム人口の圧倒的大多数(マシンとウエイトには目もくれずにひたすら必死にカーディオをやっている気持ちの悪い光景)が夢にも思いつかない世界である。第19章のメンツァーの文言を見てみよう:

私からすればコンテスト準備は一種の戦争である。準備が始まるとジムは、客がウンウンやってる世俗の見世物であるのではなくなって、神話上の戦場になる。肉体が艱難辛苦する軍事精神が徳義となる。己が英雄たりえる武闘場と化す。トレの前夜に弟と会っては、翌日神にカチコミをかます戦略を練っていた。軍最高指揮官の作戦を練るごとくトレ行程を検討、特定部位にどのトレ法が・どんなセットとレップスが効くかを決議する。前夜と翌日のトレ前に、攻撃的戦争的な状態をなんとか造り出してトレに臨んでいた。〔改行〕攻撃的にジムに臨む上で、本も効き目がある。ミスター・ユニヴァース(1978年・アカプルコ)で優勝した時ニーチェが「パートナー」同然だった。本番前4~5時間読んでいた(毎日)。ニーチェを読むと或る心境になる。激烈な〔高強度な〕哲学の激烈な〔高強度な〕著者なだけに、読むと激烈な〔高強度な〕心境になる。特に『力への意志』、読むだけで力が湧く。力溢れる意志の涵養法、決然と意志力の貫徹を説いている。トレにも大会にも私に気合を入れてくれた。〔中略〕弟と私で大会出場を戦闘と言って、出場者らを敵対者と言っていた。ギンギンのクラシックやロックを聴いて、眠れる戦士本能を昂揚させていた。2人とも何かしら文学か哲学を読んでいた。肝要なのはこういった気分を何とかして極端にまで進める事であり、どんな精神鍛錬でもして、トレが可能な限りの強度になるようにしていた。ゴールドジムに行くときには、敵と一戦交える兵士と同種の武者震いをしていた。〔改行〕「敵」すなわちウエイトを手にすれば、神経が緊張爆発に達して、まわりの連中が手を止めて見に来てたものだ。2人で「壁ぶちぬけ」「天井まであげろ」「背中ころしてまえ」などと声を掛けてもいた。自分の番を待っていて怒りで震えることもあった。〔後略〕」(188~190頁)

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本書は著者マイク=メンツァーが自家薬籠中にしていたH I Tを原理論から応用論まで全般に渡って解説した著作である。写真を多数掲載しているが全ページ白黒で、文字組みは2段組の左揃え(右端不揃い)、構成は整然としており小見出し区切りが極く適切である。タテがA4よりも2cm弱短く、ヨコが約6mm長い。奥付も索引もしっかりしていて、書籍としてごく正式なものである。トレーニング中・ポージング中を始めとして時には日常風景、とメンツァーの様々な写真(すべて大体一定の年齢、子供時代とかは無い)を1ページにつき1〜3枚、時には1ページ丸ごと掲載しており、掲載していないページがほとんど無く、その点で、メンツァー記念写真集にもなっている(共著者の序文にあるように、本書に署名後2日で亡くなっている)。なお本書に書かれていないことを先に記しておくが、食事・栄養・サプリ等のことが一切全く書かれていない。これらに関するメンツァーの見解は他の書に当たるしかない。し、Reinhardtが伝えている(Stephan Deininger氏のインタビュー):

また、シュワルツェネッガーに言及している箇所は有るが、特に激越に攻撃している箇所はない。とはいえ、シュワルツェネッガーなどが代表的であるOld Schoolなトレーニング方法、「マラソン式」と本書でメンツァーが呼ぶ当時の(また現在の)トレーニング方法を激越に攻撃している箇所と来たらこれは多数ある。

 

次回の記事に続く